何をしても結果が変わらないという経験をくり返すうちに、「どうせ無理だ」と思いこみ、状況を変えられる場面でも行動しなくなる心の状態のことです。心理学者セリグマンらの動物実験から広まった考え方です。
仕組み
自分の行動と結果が結びついていないと感じる経験が続くと、「努力しても意味がない」と学習してしまいます。その結果、あとから状況が変わって努力が報われる場面になっても、挑戦しなくなります。本人の能力ややる気の問題ではなく、経験から学んだ思いこみが原因です。
職場での表れ方
たとえば、出した提案がいつも検討されずに終わる、頑張っても評価が変わらない、といった状況が続く場合です。すると、指示されたこと以外はやらない、意見を言わない、新しいことに挑戦しないといった様子が見られるようになります。
防ぐときの注意点
本人に「もっとやる気を出して」と求めるだけでは改善しにくく、かえって悪化することもあります。小さな成功を実感できる仕事を任せる、意見への反応や評価の理由をきちんと伝えるなど、行動と結果のつながりを取り戻す工夫が大切です。
















