マスキング

氏名やメールアドレスなど個人を特定できる情報を、伏せ字や仮名などに置き換えて分からなくする処理のこと。元のデータが持つ件数や傾向は残したまま、誰の情報かは分からない状態にできる。

仕組み

マスキングでは、氏名を「顧客A」、メールアドレスを「***@example.com」のように置き換え、元の値には戻せない形に加工することが多い。分析に必要な件数や傾向は保ちつつ、個人が特定される部分だけを隠せる点が特徴。

AI活用での役割

生成AIに顧客データを読み込ませて分析やレポート作成を行う際、氏名や連絡先をそのまま入力すると情報漏えいにつながる恐れがある。あらかじめマスキングしてからAIに渡すことで、個人情報を守りながら購買傾向や属性の分析ができる。中小企業がAIで顧客分析を始める際にも、最初に取り組みたい基本的な対策の一つ。

注意点

マスキングは元に戻せない加工が前提のため、後から個人を特定する必要がある業務には向かない。氏名や住所だけでなく、組み合わせると個人が推測できてしまう情報(生年月日と居住地など)まで含めて、隠す範囲を検討する必要がある。

▼略歴

  • 東京都世田谷区生まれ
  • 経営・財務の分野を学び、建設・不動産業界にて経理部に在席。
  • 家電メーカーにて直営店舗の運営やマーチャンダイザーを経験。PCのBTOビジネス推進やホームネットワークの普及推進、デジタル家電活用のセミナー講師、直営の免税店を経験。
    同時に、グループ企業のWEBマスターとして、ポータルサイト、eコマースサイトの制作・運営、情報セキュリティマネジメント、ナレッジマネジメントを推進。
  • 家電量販店にて情報部門リーダー、都心店舗の店長を経験。
    その後、店舗開発部で新店舗出店時のレイアウト設計やスタッフの育成、出店準備、VMDの企画・制作などを歴任。
  • システムインテグレーターとして、手術室及び血管造影室の画像・映像配信システムの開発・設計、エンジニアリングを担当。さらに、遠隔手術支援システムの企画・開発を担当し、専門誌へ医師の偏在問題に関する論文を寄稿。
    また、医療向けシステムやフェリーの設備を安全にリモートメンテナンスするソリューションを開発・運用。
    その後、会社のリブランディングプロジェクトへの参画、デジタルマーケティング組織の立ち上げ、メディカル組織のマネジメントを経験。
  • 論文 医師偏在の課題と向き合う遠隔手術支援ソリューション(CiNiiで検索)
  • 論文 手術室の生産性向上に貢献する医療映像ソリューション(CiNiiで検索)
  • 現在、企業向けにIT技術者育成セミナー(ネットワーク/ウェブデザイン等)を主催しております。