労働生産性とは、働く人が使った時間や人数に対して、どれだけの価値(付加価値)を生み出せたかを表す指標です。「付加価値額 ÷ 労働投入量(人数や総労働時間)」で計算します。
仕組み(分子と分母)
労働生産性は「分子=付加価値額」「分母=労働投入量」の割り算で求めます。付加価値額は、売上から外部に支払った原材料費や外注費などを引いた、自社で新しく生み出した価値のことです。分母は従業員数や総労働時間で表し、人数で割れば「1人あたり」、時間で割れば「1時間あたり」の生産性になります。
数字を上げる2つの方向
生産性を上げるには、分子を大きくするか、分母を小さくするかのどちらかです。分子を大きくするには、商品やサービスの単価を見直したり、価値の高い仕事の割合を増やしたりします。分母を小さくするには、無駄な作業や会議を減らし、同じ成果をより少ない時間で出せるようにします。
使うときの注意点
分母を減らすことだけを狙うと、長時間労働の削減が成果の低下につながったり、現場の負担が増えたりすることがあります。業種によって付加価値の出方が違うため、他社や国の平均との順位比べだけで良し悪しは決められません。自社の分子と分母が時間とともにどう変わったかを見ると、改善の手がかりになります。
















