完成して動く状態のプログラム(機械が読む形式のファイル)を解析して、人間が読めるソースコードに近い形へ書き戻そうとする作業のことです。元のソースコードそのものを完全に取り戻せるわけではなく、あくまで「近い形」を推測して作ります。
仕組み
プログラムは、人が書いたソースコードを「コンパイル」という作業で機械向けの命令に変換して作られます。逆コンパイルはこの流れをさかのぼり、機械向けの命令から処理の流れを読み取って、人間が読みやすいコードの形に組み立て直します。変数名やコメントなど、変換時に失われた情報は戻らないため、結果は元のコードと一致しません。
使われる場面
ソースコードが手元に残っていない古いシステムの調査や、ウイルスなど不審なプログラムの動作確認、セキュリティの検査などで使われます。近年は、AIに解析を手伝わせる使い方も広がっています。
注意点
ソフトウェアの利用規約や契約で、逆コンパイルが禁止されていることがよくあります。また、得られたコードを無断で流用すると、著作権の侵害になるおそれがあります。業務で行う前に、契約書や社内ルールを確認し、必要なら専門家に相談することが大切です。

















