sXGP(シェアードXGP)とは、PHSと同じ1.9GHz帯の電波と、スマートフォンでも使われているLTE互換の技術を使い、企業や自治体が自分の敷地内に構築できる構内無線通信の規格です。通信事業者の回線に頼らず、自前のネットワークを持てる点が特徴です。
仕組み
sXGPは携帯電話で広く使われているTD-LTE技術をベースにしており、PHSが使っていた1.9GHz帯の電波を利用します。利用には所定の登録手続きが必要ですが、通信事業者の免許を持たない企業や自治体でも基地局を自前で設置し、構内専用のネットワークを構築できます。同じ周波数帯は複数の利用者で共用されるため、干渉を避けるための調整の仕組みが設けられています。
メリット
1.9GHz帯はWi-Fiで使う帯域より壁や障害物に強く、電波が届く範囲も広いため、工場や倉庫、商業施設などの広いエリアでも安定した通信を確保しやすいとされています。LTE技術をベースにしているため、スマートフォンなどの端末が面を広く移動しながら通信を続ける用途にも向いています。
導入のポイント
導入にあたっては、sXGPに対応した基地局・端末機器を選定する必要があります。携帯キャリアが提供するプライベートLTE・5Gサービスとは仕組みや運用の負担が異なるため、自社で運用するか事業者に任せるかを比較検討することが大切です。関連する制度やルールは見直されることがあるため、導入前に最新の情報を確認することも重要です。