IVR(Interventional Radiology)とは、画像下治療 / インターベンショナル・ラジオロジーと呼ばれ、X線(透視)、CT、超音波(エコー)などの画像診断装置で体内をリアルタイムに観察しながら、カテーテルや針を用いて行う治療法の総称です。日本語では「画像下治療」や「放射線診断技術の治療的応用」と呼ばれます。
主な特徴
- 低侵襲(低負担)な治療: メスで大きく切開する外科手術とは異なり、皮膚にあける数ミリ程度の穴から器具を挿入するため、出血や痛みが少なく、術後の回復が非常に早いのが特徴です。
- ピンポイントなアプローチ: 血管内や臓器の標的部位を正確に捉えながら、局所的な治療(薬剤の注入、血管の拡張、腫瘍の焼灼など)を安全に行うことができます。
- 幅広い適応範囲: がんに対する動脈塞栓術、救急での止血術、狭心症に対するカテーテル治療、膿瘍のドレナージなど、多岐にわたる疾患に用いられます。
導入のメリット
多くの場合、全身麻酔ではなく局所麻酔で施行できるため、高齢者や合併症があり手術が難しい患者さんにとっても有力な選択肢となります。
「診断のための画像」を「治療のためのガイド」へと進化させた技術であり、現代医療において「体に優しい治療」を実現するために欠かせない分野となっています。
⚠️ 医療情報に関するご注意
掲載情報には細心の注意を払っておりますが、医学の進歩に伴い、内容が最新でない可能性があります。あらかじめご了承ください。
本記事は一般的な情報の提供を目的としており、特定の診断や治療を推奨するものではありません。
実際の症状や治療方針については、個々の患者さんの状態によって異なります。必ず主治医や専門医にご相談ください。
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